ロジカルに伝わる「説明の公式」を活用する

『あなたの話はきちんと伝わっていますか?「頭のいい人」の説明の公式』(総合法令出版)の著者である石田一洋さんは、日常で使いやすい説明の公式「GREAT話法」を紹介しています。

GREAT話法とは「Goal(ゴール)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「After That(その先の未来)」という4つの要素で構成されたもの。

まず明確にGoal=「聞き手にしてもらいたい行動」を伝え、次にReasonで「行動してもらう理由」を伝え、Exampleでは「どうやって行動するのか」を具体的に示し、最後のAfter Thatでは最初に伝えたGoalを達成することによって、「その先の未来」を伝えて締めくくるわけです。

たとえば、資料のコピーをお願いするときにGREAT話法を使うと、次のようになります。

Goal(ゴール):「この資料、10部コピーしてくれる?」
Reason(理由):「14時からの会議でクライアントに配らないといけないんだ」
Example(具体例):「両面印刷のカラーで、クリップで留めて1部ずつファイルに入れてもらえると助かります」
After That(その先の未来):「このプレゼンが成功したら、お礼にご馳走するから!」(59ページより)