********************************* 新宿区 35.18万人(有権者約28万人) 都議定数4人(8.79万人/都議) 杉並区 57.71万人(有権者約47万人) 都議定数6人(9.62万人/都議) 大田区 70.87万人(有権者数約60万人)都議定数7人(10.12万人/都議) 足立区 69.73万人(有権者約57万人) 都議定数6人(11.62万人/都議) 江東区 54.1万人 (有権者約43万人) 都議定数4人(13.52万人/都議) 江戸川区 69.33万人(有権者約56万人)都議定数5人(13.86万人/都議) **********************************

江戸川区は足立区と人口・有権者数がほぼ同等ですが、議員定数は足立区より一人少ない5人であり、合理性に乏しいものとなっています。

人口も有権者も江戸川区より圧倒的に少ない杉並区の議員定数が江戸川区より一人多いのは、もはやまったく説明不能な設定と言うしかありません。

大田区の人口は江戸川区の1.06倍なのに議員定数は1.6倍になっています。同じく、江東区は杉並区と人口・有権者数が1.06倍の差であるにもかかわらず、議員定数は1.5倍となっています。

また、新宿区の定数4は、江戸川区及び江東区との比較で言えば異様に過剰な設定となっています。このような事態は、1票の格差という観点からして、明らかに異常極まりない状況です。

5.最後に 現職議員間の都合を忖度しあい、議員定数の見直しを先送りし続けていると、早晩、主権者である都民に見放され、批判されるばかりか、都議会議員選挙への不信感や無関心を醸成し兼ねません。

東京都の隣の神奈川県議会では、区の人口が変われば機械的に定数を是正するという極めて民主的かつ合理的な制度が採用されています。東京都議会にできないことではないと思料します。

同様の制度の採用を強く要望し、今後の真摯な検討を継続することを求めるものです。