■「飲みやすさ」にこだわった作り

従来の牛乳パックに比べて、ストローがない分「飲みやすさ」にこだわったのだろうか。この点について、前出の日本製紙広報部は「家庭用の大型紙パックと異なり、従来の学校給食用牛乳はパック上部の隙間が狭く、指が入らない構造でした。そこで、ワンプッシュでパックに指を入れる隙間を作れるよう、新たな機能を付加しました。また、縦に罫線を一本入れることで、注ぎ口の角度を調整し、内容液のスムーズな注ぎだしが可能になっています。この2点に関して、特許も取得済みです」という回答を寄せている。

記者の小学生時代もそうだったが、学校給食の牛乳パックは直接飲もうと思っても、上手く開けられず、飲む際にこぼれてしまったことがある。「スクールポップ」はこの辺りを重点的に改善したようだ。