私たちは、ついついスマホの画面のスクロールに多くの時間を費やしますが、それによって幸せになるどころか、後悔したり憂鬱な気持ちになったりすることが少なくないのです。
また、ソーシャルメディアを使用する中で、「理想の自分を作り上げてネット上にアップしなければいけない」という強いプレッシャーを感じる人もいます。
同時に、自分よりもはるかに華やかに見える「他人の人生」と「自分の人生」を比較し、現実に満足できず、絶望する人も少なくありません。
こうした背景にあって、スマホ依存から抜け出すための取り組みに注目が集まっています。
それは、デジタルネイティブであるZ世代の人々でも同様であり、ある企業の調査では、Z世代の約46%が、何らかの方法で、スクリーンタイム(アプリやデバイスを使った時間)を削減しようとしています。
例えば、ソーシャルメディアの使用時間に制限を設けるアプリをインストールする人がいます。
また、誘惑の多いスマホをやめて、ガラケーに変更する人もいます。
多くの人に見放されてきた「ガラケー」に、再び注目が集まっているのです。
スマホ依存対策には最新の「高性能ガラケー」がおすすめ
スマホ依存対策として、近年、ガラケーに再び注目が集まっています。
「ガラケー」という名称は、スマホ以前からある携帯端末「フィーチャーフォン」を指す日本独自の俗称であり、「ガラパゴス化した携帯電話機」という意味から来ています。
英語圏ではフィーチャーフォンのことを、ダムフォン(dumb phone)と呼んでいます。
「dumb」は、「バカ。まぬけ。時代遅れ。退屈」などを表現する言葉であり、ダムフォンは、スマートフォンとは対照的な「退屈な電話」という意味があります。
(ダムフォンとガラケーでは若干ニュアンスが異なりますが、本記事ではこのタイプの携帯電話については日本で一般的な「ガラケー」に統一して表記します)