目次
ジェット天秤の種類 2/2【遊動式仕掛け用】
ジェット天秤の使い方2つを解説!
ジェット天秤の種類 2/2【遊動式仕掛け用】
遊動式の投げ釣り仕掛けとは?
「遊動式」の投げ釣り仕掛けの天秤への付け方は、天秤の“道糸接続側のアーム”に道糸 (または力糸)を、天秤の“仕掛け接続側のアーム”にスナズリを、それぞれ通したうえでスナズリと道糸 (または力糸)とを接続する付け方です (詳細については後述します)。
この付け方は、魚がエサをくわえて引っぱった際に、竿が水中に引きずり込まれてしまう可能性がある大型の魚や、エサをくわえた際のわずかな抵抗に敏感な魚などを狙う投げ釣りで多用される付け方です。
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遊動式仕掛けを用いる投げ釣りでは、「ドラグフリー釣法」と呼ばれる方法でアタリを取ります。ドラグフリー釣法では、リールのドラグをフリー状態まで緩め道糸が引き出される形でアタリを取り、アワセを入れる際にドラグを締めるようにします。
ジェット天秤で遊動式仕掛けを用いた場合、固定式と比較すると仕掛けの浮き上がるスピードが若干遅くなる傾向があるため、根掛かりが激しい釣り場で遊動式仕掛けを使うことはおすすめしません。
遊動式仕掛け用のジェット天秤の特徴とは?
遊動式仕掛け用のジェット天秤の特徴も、固定式仕掛け用ジェット天秤と同様に、主に3つあります。
●1つ目は、オモリが固定されていて動かない点です。カイソウ天秤などと同様の特徴で、キャスト時も回収時も重心が常に同じ位置にあるため、仕掛け全体の姿勢の安定感に若干掛ける難点があります。
●2つ目は、道糸接続側のアームと仕掛け接続側のアームとの接合部が、固定溶接式になっている点です。
そのため、固定式仕掛け用のジェット天秤と異なり、仕掛けの回収時には仕掛けの姿勢が一直線にならず、仕掛けが受ける水の抵抗が大きいので、仕掛けを回収する際にリールや竿に掛かる負荷は大きくなります。
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●3つ目は、道糸接続側のアームの先端のリングの大きさと、仕掛け接続側のアームの先端のリングの大きさとの差が大きい点です。ただし、固定式仕掛け用のジェット天秤の場合と同様で、はっきりと判別することが難しいジェット天秤もあります。
そういった場合には、道糸接続側のアームの先端のリングにスイベルが付いていないものを、遊動式仕掛け用のジェット天秤と判断するのが無難です。
ジェット天秤の使い方2つを解説!
ジェット天秤のメリットを十分に享受するためには、正しい使い方でジェット天秤を使用することが大切です。ここではジェット天秤における「仕掛けの付け方」と「仕掛けの回収方法」との、2つの使い方を解説します。