「ジェット天秤」は、天秤を用いる投げ釣り仕掛けで使用される天秤の一種で、独特のオモリの形状故、仕掛けが根掛かりしにくい利点があります。この記事ではジェット天秤の、定義、特徴、種類、使い方と、筆者おすすめのジェット天秤について解説します。
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「ジェット天秤」とは?
「ジェット天秤」とは、天秤を用いる投げ釣り仕掛けで使用される天秤の一種で、オモリとアームとが一体になっている種類の天秤です。
詳細については後述しますが、ジェット天秤には仕掛けの根掛かりを防止できる特徴があるため、岩礁帯やテトラポット周辺など、障害物があちこちに点在する釣り場における投げ釣りで重宝されています。
ジェット天秤の特徴とは?
ジェット天秤のオモリの上部には、プラスチック製のウィング (羽)が装着されています。仕掛けを回収する際、ウィングは水の抵抗を受けて浮き上がろうとするため、他の天秤と比較するとより素早く仕掛けが海底から離れます。
岩礁帯やテトラポット周辺などの、障害物があちこちに点在する釣り場における投げ釣りでは、仕掛けを回収するために巻き上げた際に、周囲の障害物や海藻に仕掛けが絡んだり引っ掛かったりと、仕掛けを失ってしまうことが多々あります。
ジェット天秤なら根掛かりが半減!?
仕掛けを巻き上げた瞬間に、素早く仕掛けが海底から浮き上がってくれる“ジェット天秤の有効性”は、非常に高く、カイソウ天秤と比較すると根掛かりの確率は半分程度まで低下します。
障害物の周りには、多数の大型の根魚が身を潜めていますし、カレイやヒラメなどの“砂地に生息する”魚たちであっても、障害物と障害物との間にあるわずかな砂地を好む傾向がありますので、根掛かりを恐れることなく、障害物周辺で果敢に釣りを展開できるメリットは大きいのです。