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新規格モデル登場も時代の渦に飲まれた4代目アルトワークス
新規格モデル登場も時代の渦に飲まれた4代目アルトワークス
世の中の自動車には、新しいコンセプトや奇抜なデザインなど果敢な「挑戦車」があり、革命的な成功を収めるものもあれば、泣かず飛ばずで歴史に埋もれるクルマもあり…今回はそんな「報われなかった挑戦車」の中から、スズキの4代目アルトワークスを紹介します。
初代から軽ホットハッチの代表格として大人気だったアルトワークスは、1998年10月に軽自動車の新規格化で4代目へとモデルチェンジ、可能な限りの軽量化や新技術の導入という「挑戦」で、先代までの人気を維持しようとします。
しかし当時はRVブームに始まる「自動車に対するユーザーの価値観」が大変化を起こしていたこともあり、人気を得るに至らなかった4代目はわずか2年ほどで廃止、残された部品がアルト派生車へ流用されるなど、寂しく報われない結末を迎えたのでした…。