2024明治安田J1リーグ第30節の10試合が9月13~14日に開催された。J1初年度ながら優勝争いを演じている町田ゼルビアは、アビスパ福岡を相手に3-0と快勝。第29節で首位に躍り出たサンフレッチェ広島が鹿島アントラーズとの上位対決で引き分けたため(2-2)、町田が再び首位へと返り咲くことに成功した。
また、そんな上位2チームを追う3位のヴィッセル神戸はホームでセレッソ大阪に2-1で勝利し、広島との勝ち点差を縮めている。下位では、18位で降格圏に沈んでいるジュビロ磐田と勝ち点5差で16位につける柏レイソルが対戦。磐田が敵地で2-0とゲームをものにして残留に向けて大きな1勝を手にした。
ここでは、そんな第30節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。
GK:川島永嗣(ジュビロ磐田)
直近2連敗中のジュビロ磐田は第30節で残留争いのライバルでもある柏レイソルと対戦。前半に奪った2点のリードを守り切り、3試合ぶりの勝利を収めた。相手の攻撃を受ける時間も多くあった今節、GK川島永嗣の存在がひときわ大きく見えた。ゴールを直接狙うコーナーキックや目の前で弾むシュートなど対応の難しいボールも冷静に処理。ベテランらしい安定した働きでチームの無失点勝利に貢献した。
- 第30節ジュビロ磐田VS柏レイソル:2-0
- 前節からの順位変動:磐田(18位→18位)、柏(16位→16位)
DF:望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)
直近2試合はいずれもドローと勝ちきれないゲームが続いた町田ゼルビア。3試合ぶりの勝利を目指す第30節のアビスパ福岡戦だったが、前半でセンターバック2人が負傷という状況に見舞われた。そんなチームを救う活躍を見せたのがDF望月ヘンリー海輝だ。相手のロングボールに対しては弾き返す高さを見せ、出足鋭くこぼれ球を回収するなど相手の攻撃の芽を摘み取り続け勝利に貢献。頼れるルーキーの働きもあり、チームは再び首位へと浮上した。
- 第30節町田ゼルビアVSアビスパ福岡:3-0
- 前節からの順位変動:町田(2位→1位)、福岡(9位→12位)