カメラやディスプレイはどうだった?!
iPhone 15シリーズのカメラについては、すべてのモデルで48メガピクセル(4,800万画素)となっており、どのモデルでもキレイな写真が撮れます。実際に標準モデルで撮っても15 Proで撮っても、どちらの写真も本当にキレイですよ。
確かにProモデルのほうが、よく見てみれば空の色とかもキレイに表現されていますが、それはSNSでアップロードしたら判別できないレベルです。あとで、写真を編集しないのであれば、どのモデルでも本当にキレイに写真が撮れますので、画質についてはほぼ気にならないでしょう。
それでは、標準モデルとProモデルで何が違うのかと言うとカメラの数になります。標準モデルは2カメラですがProモデルは3カメラなんですね。このカメラの違いは望遠にあります。15 Proモデルの2台には望遠機能があり、15 Proは光学3倍ズーム、15 Pro Maxは光学5倍ズームまで対応するのです。
実際に使ってみてすごく便利だと思うのはやはり5倍ズームです。たとえば、旅行に出かけたときにどうしても近づけない場所がありますが、15 Proは3倍までしか寄れないのに、15 Pro Maxなら5倍までアップにできるのです。この差はかなり大きいと思いますよ。
ほかにも、Proモデルだけにマクロ撮影モードがあります。これは、名前の通り物に近づいてもピントが合う機能。とくに植物に近づいてアップ撮ってもまったくブレずにキレイな写真が撮れます。こだわって写真も撮りたいということなら、やはりProモデルのほうが断然いいと思いますね。
それから、ディスプレイについては全モデルが有機ELディスプレイなので、静止画表示のキレイさはどのモデルもほぼ同じです。もちろん、Proモデルはリフレッシュレートが120Hzに対応しますので、ゲームなど動きのあるものはかなり滑らかに見えるのですが、写真を見るぶんにはほとんど差がありません。
バッテリーは実際どうなの?!
バッテリーについては、iPhone 15シリーズはいずれも良く持ちます。たとえば、ビデオ再生時間は標準モデルで20時間、15 Plusは26時間、15 Proは23時間、15 Pro Maxでは29時間となっています。
もちろん、バッテリーの持ちが気になる人は大型モデルのほうがいいしょう。とくに標準モデルと15 PlusはiPhone 13に比べてもバッテリーがかなり長く持つようになっています。
ただし、この4機種のなかでもっともバッテリーの持ちが悪いのはiPhone 15 Proなんですね。実際、バッテリー搭載容量も少なくて、私がテストした結果でもバッテリーの持ちはいちばんよくありませんでした。というわけで、15 Proは標準モデルよりもバッテリーの持ちがよくないので、バッテリーが気になる人は気をつけましょう。