研究チームは今回の結果を受けて、日中に眠くなりにくい環境づくりを整えるのに役立つと考えられています。
室内に二酸化炭素濃度の測定器を設置し、常時5000ppmを超えないように換気できるシステムを設ければ、集中力の低下や寝落ちを効果的に防げるようになるかもしれません。
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参考文献
環境中の二酸化炭素は確かに眠気を誘発する
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/09/press20240903-01-sleep.html
地下鉄における混雑時の運転状況を模した車内 CO2濃度の計測と換気の評価
https://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/2021/nr20211228/nr20211228.html
元論文
Impact of carbon dioxide exposures on sleep latency among healthy volunteers: A randomized order, paired crossover study, evidence from the multiple sleep latency test
https://doi.org/10.1016/j.envres.2024.119785
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部