今回はちょっと特殊で、200kmを少し過ぎたところまで高速道路を利用する機会がなかった。さらに普段は避ける下道渋滞も多かったし、何より給油のタイミングが200kmほどになったのがあまりない。通常だと450〜500kmくらいでの給油となるので、非常に偏った走り方をしていた。燃費が悪くなる条件は揃っている

7.91km/L

ちょっと驚いてしまった。当初に紹介した燃費8.1km/Lの「下道」という項目は、半分以上下道だった場合の燃費をすべて合計して、割ったもの。つまり完全下道オンリーではない。部分的に高速道路を使用しているケースも含まれている。完全に下道で渋滞にも長時間巻き込まれていたことを考えると、想像よりも良い燃費になっている。

走りのフィーリングの変化にも徐々に自信が持てるようになった。まずエンジン音がかなり静かになったということ。カーオーディオの音量が「1」下がった。この検証には家族にも協力してもらった。下がっているのに、聞こえ方は以前と変わらないという答えだった。ストップしてからの発進も「スッ」と出る出足の良さにも自信が持てた。これは優しい発進をする時に鮮明に感じられる。長い渋滞のおかげで感じ取れたのだと、渋滞さえもプラスに捉えることができた。

交換から750km、1400kmで変化は確信へ!

早めの給油は京都へと走るためだった。妻の実家がある京都へは年に2〜3回は走る。愛車のストリームRSZが新車だった頃から、定期的に走っているのでバロメーターになる。とは言え、新車時の燃費との比較はそう簡単ではない。高速道路も環境が大きく変わったからだ。こういった部分を考慮に入れて、京都へと向かって走った。

加速で感じられる変化

とにかく感動的だったのは、加速時の吹け上がりの良さ、そしてその時の静かさだ。トルクバンドの4,500rpm付近への入り方が以前とは全然違う。アクセルをがんばって踏まなくても自然と滑らかに入っていく。エンジン音も「ガァー」から「グォー」という感じで安心感のあるものへと変わっていた。