■「-」をめぐる衝撃の事実判明

7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
(画像=『Sirabee』より引用)

『IEC 60417』では「-」の名称を「マイナス、負極、陰極」と定めており、「電源」に関する記載は一切見当たらなかった。

そして、JSAの担当者は「IEC 60417を引用される場合は、図記号の使い方などを示す記述事項も参照されることをオススメいたします」「電気、電子製品の『ON』を表す記号としては、ISOおよびIECが共通で、IEC 60417-5007を使うことになっております。国内では対応JISはないため、IEC 60417-5007をそのまま使うことになります」とも補足していた。

7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
(画像=『Sirabee』より引用)

つまり、我々が日常的に目にするスイッチの「-」はISO、IEC、JISにおいては誤用であり、「|」を使用するのが正しいのだ。

7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
(画像=『Sirabee』より引用)

なお別の機会にて、選択肢を「○」と「|」に変更して同様のアンケート調査を実施したところ、やはり「○がオン」と認識していた人が多数であった。

7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
(画像=『Sirabee』より引用)

しかし「|がオン」と回答した人物の割合は、26.3%(「-がオン」と回答したのは15.3%)と判明。多くの人にとって、-よりも|の方が「電源オン」としての印象が強いのだろうか。

7割超がスイッチの電源ON、真逆に覚えていたと判明 実は◯の意味は「マル」ではなく…
(画像=『Sirabee』より引用)

今回の取材に際し、JSA担当者からは「これを機会に『○』はオフを表し、『-』ではなく『|』がオンを表すことを広めて頂きたいです」との要望が届いている。