M&Aとの兼ね合い

 前述の通り、ロケットスターのサーチファンドに参画している飯島氏だが、同プログラムではM&A先として年間営業利益1億円以下、従業員数50人以下の企業を探しているという。実は「展示会のプロ」は、単独で伸ばしていくだけでなくM&Aとの兼ね合いがある。

「サーチファンドでは、BtoB企業のマーケティングを支援する会社を買収したいと考えています。起業したての第1走者としてではなく、第2走者として会社を伸ばしていきたい。そして買収後は『展示会のプロ』を買収先の事業として盛り込み、マーケティング支援事業の垂直立ち上げを狙っています。

『展示会のプロ』自体はできたばかりの新しい企業をメインターゲットとしているので、今後もスタートアップ界隈を中心に訴求していきたいです。今は展示会のコンサルがメインですが、より顧客の成果に直結しコストパフォーマンスの高いメニューも開発できたらいいなと考えています」(同)

 イベントを一気通貫でサポートする「展示会のプロ」、そして将来的にM&Aを行うマーケティング支援会社がどこまで伸びていくのか注目したい。

(構成=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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