そもそもなぜこのような終末期や難病の人に「たかる」悪徳ビジネスが湧いてくるのか。それは老人医療がバラマキ政策でタダ同然、大戦後にアメリカナイズされ古来からの日本人的な死生観を忘れた日本人が、魂の帰結の道標を失い盲目的延命に溺れているから、ではないのか。そのために、年金、老人医療そして介護までも、社会保障制度が破綻しつつあるのではないか。「今だけ金だけ自分だけ」とは、自民党安倍政権下で生まれた?象徴的な言葉だ。

「病根」である盲目的延命、死生観なくただ死を恐れるのみ、その国民の精神思想こそに、実はこの問題がありはしないだろうか。それを正さない限り、悪徳ビジネスは老人を国民を喰い続けるのではないか。

我が会津、武士道の根幹に「什の掟」がある。「卑怯なふるまいをしてはならぬ」「弱いものをいじめてはならぬ」そして「ならぬことは、ならぬ」悪いことは、許してはならない。

【参照】

「患者よりカネもうけ」ナースが見た訪問看護会社のあきれた実態 障害者を「食い物」に 47NEWS 訪問看護の最大手、過剰請求か 精神科「あやめ」が全社的に(共同通信) 不正看護が判明した「ホスピス型住宅」が急増 営利優先の「みとりビジネス」に適正化論も 大阪の老人ホーム過剰訪問看護か 会社否定、社員「診療報酬目的」(共同通信) 障害者ホーム大手に連座制適用へ 100カ所運営打ち切り、厚労省(共同通信) 過剰な介護、報酬減で抑制:日本経済新聞 「ホスピス」という言葉の甘いワナ:日経メディカル 難病向け老人ホームで不正か 訪問看護、過剰請求指摘も(共同通信) 始まる介護崩壊。世代間扶助型社会保障の破綻から目を背けるな 百寿は本当にめでたいか:盲目的延命と見せかけの長寿