――DePINの中でも「Breathe to Earn」というのは珍しいと思いましたが、このプロジェクトが誕生するきっかけは何でしたか。
Meng:私自身がコンピューターサイエンスを専攻したということもあり、当社チームはブロックチェーン技術について知った2015年にこの分野に参入しました。以来ローエンド技術の開発に取り組んできましたが、2年前に以前のプロジェクトを諦めたんです。

そして、ブロックチェーン技術に基づくアプリを作ろうということで新たな取り組みを始めました。チームの考え方は非常にシンプルです。ブロックチェーンは確かに価値のあるツールですよね。しかし、「優れた道具」は、現実に確かに存在するビジネスの強化に使われるべきでしょう? 重要なのは、その技術や道具をいかに事業の運営に適用するかです。

そこで私たちは、さまざまな消費者製品を検討しました。私の記憶が確かなら、50以上の製品を試したと思います。いろいろ見た結果として最終的に、フレーバーミストのベイプに注力することに決めました。

――たくさん検討した末にベイプにたどりついたんですね。決め手は何だったんでしょう?
Meng:ベイプを選んだ理由は、価格が手ごろで人気が高く、広く普及していることです。ベイプの持つ多くの条件が、ブロックチェーン技術と相性抜群でした。

Image Credits:Metacarbon

そこでこちらの製品とプロジェクトを立ち上げました。ベイプにウォレットを統合したんです。私がシステムマネジメントを担当しています。ここにあるマイナーやベイプは、すべて当社のシステム管理下にあるものです。

当社が行ったのはただひとつ、「従来型ベイプのデジタル化」なのです。ベイプというオフラインの道具をデジタル市場に持ち込み、セキュリティトークン化したのです。クローズドサイクルのロジックですね。

2022年の第一四半期にこのプロジェクトを立ち上げて、現在までに製品を第5世代まで開発しました。今回会場で展示しているのは、第1世代マイナーと第2世代マイナーになります。第3~第5の新しい世代の製品は、来年のこのイベントには持ってこられると思います。

ベータ版アプリを6月にリリース、日本語対応はすぐにでも