“アジア最大規模”をうたうWeb3グローバルカンファレンス「WebX 2024」が、8月28・29日の2日間にわたってザ・プリンス パークタワー東京にて開催された。

トレンドは「〇〇 to Earn」、各種DePINに注目

会場では、「〇〇 to Earn」をうたうサービスが複数出展されており、DePIN(分散型物理インフラストラクチャネットワーク=Decentralized Physical Infrastructure Networks)の流行を示していた。

DePINとは、ブロックチェーン技術を活用して現実世界のインフラストラクチャを分散化・トークン化するという近年注目の概念。新しいインフラ構築のかたちとして発展しているDePINは、いまや企業の事業開発における注目のキーワードとなっているだけでなく、ユーザー側からみても“身近な活動で報酬を獲得できる”というインセンティブ性から話題となっている。

同イベント会場では、すでに人気を確立している「SNPIT(スナップイット)」も出展。これは写真を撮るだけでトークンを獲得できる“Game-Fi”*プラットフォームとして注目を集める「Snap to Earn」プロジェクトである。

その他、同じくゴールドスポンサーとして出展したGOLFINは、コースを回ったりゴルフゲームをプレイしたりしてトークンを獲得するDePIN。また、スクワット運動でトークンを獲得できるアプリ「Wellxy: Jetpack Squat」は「Workout and Earn」という印象的なキャッチコピーを掲げて出展しており、別途取材をおこなった。

こうした“健康的”なDePINに混ざって、「Smoke to Earn」というコピーを掲げていたシンガポール企業Metacarbonが目を引いた。企業サイトに飛んでみると、喫煙可能な年齢かどうかを確認され、電子タバコ市場の成長性が訴求されている。