危険なハチと勘違いされる
温厚なクマバチですが、危険なハチだと勘違いされることがあるのです。
要因1.スズメバチの事をクマンバチと呼ぶことがある
黄色と黒のシマシマ模様をしたスズメバチとクマンバチ。見た目は全然違いますが、地方によりスズメバチをクマンバチと呼ぶこともあるのです。
「クマンバチ」は「クマバチ」に「入りわたり鼻音(濁音の前にンが入る言葉)」を含めた言葉で、言いやすいように変化した呼び名です。入り渡り鼻音は主に東北地方で使われる方言のため、クマバチをクマンバチと呼ぶのは東北地方が多いようですね。身体が大きいクマバチを「クマンバチ」と言っていたところ、同じように大きいスズメバチのことも「クマンバチ」と呼ぶようになっていったのです。
クマバチが危険なハチだと勘違いされるのは、スズメバチと混同され誤解を招いているからということもあります。同じハチの仲間ですが、スズメバチの凶暴性とクマンバチの温厚さは相反するものなのですけどね。
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要因2.黒くて大きな身体
黒くて大きなハチが飛んでいるのを見たら、びっくりします。飛んでいるだけで目立つほど大きなハチなので、その姿を見て恐怖を感じる人もいるかもしれませんね。
要因3.低くて大きな羽音
クマバチは低音で大きいな羽音を出して飛びます。「ブーン」という羽音はスズメバチに似ていることもあり、クマバチは危険なハチだと勘違いされるようです。