みなさんは、クマバチというハチをご存知ですか?その名のとおり、クマのように大きくまるまるとしたハチです。
日本全国に分布しているハチなので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。中には「クマンバチは見たことがあるけどクマバチと一緒なの?」という疑問を持たれる方もいるかもしれませんね。
また、ハチというとお尻の針で人を刺す危険な虫だというイメージがありますが、なんとクマバチは温厚な性格をしていて、人を刺さないハチだともいわれているんです。
今回は、そんなクマバチの生態や習性、クマンバチとの関係について解説していきます。
目次
・クマバチ(クマンバチ)
・クマバチってどんなハチ?
・ハチなのに単独行動
・危険なハチと勘違いされる
・要因1.スズメバチの事をクマンバチと呼ぶことがある
・要因2.黒くて大きな身体
・要因3.低くて大きな羽音
・よく見るとかわいい
・ずんぐりむっくり愛されボディ
・体中に花粉付けちゃってかわいい
・特にオスの習性が愛らしい
・オスは針を持たない
・ホバリング中に飛んでくるものを追いかける
・体の割に羽が小さく飛べる身体ではないと言われていた過去
・クマバチが飛べるのは飛べると信じているから!?
・現在は飛べる原理は証明されている
・まとめ
クマバチ(クマンバチ)
クマバチってどんなハチ?
ミツバチ科クマバチ属に属するハチです。体長は2~2.5cmと大きくまるまるとしており、体の色は全体的に黒いのですが、胸部のみふわふわした黄色い毛で覆われています。
ブーンという羽音が大きいため、近くを飛んでいて驚かされることもあります。でも大丈夫。温厚な性格で人間には感心を示さないため、危険なハチではないんですよ。しかも、クマバチのオスは針を持っていないのです。毒針を持つのはメスですが、いたずらに騒いだり、巣に近づいたりしなければ攻撃されることはありません。
万が一刺されても重症にはつながりませんが、アナフィラキシーショックの症状が出ることは考えられますので、捕まえたりしないでくださいね。
ハチなのに単独行動
クマバチが温厚な理由のひとつとして、単独行動だということがあげられます。
通常ハチの仲間の多くは女王蜂を中心にした集団で生活をしています。その為、集団を守る為に巣などに危険が及ばないよう常に警戒をしている状態なのに対し、クマバチは単独なので、自分さえ守ればよいので他のハチに比べ温厚なのです。
自分の為の花の蜜を集めるために一生懸命で周りにあまり関心がないともいえるかもしれませんね。そんなマイペースな部分も可愛らしく感じられませんか?