こちらはさらにハードルが高く、そもそも探す・捕まえるのが大変だ。釣りをしに来たのであって、虫取り小僧になるために来たのではない。ハチに至っては刺されるリスクまである。保管も大変なので、全く持って現実的ではないと言えるだろう。
小魚はNG?
アマゴはルアーの対象魚でもあるので、「もしかしたらノマセ釣りでも釣れるのでは?」と考えたこともあった。だが、今シーズン釣ったアマゴの胃から小魚は1匹も出てきていない。という事は、わざわざ無理をして生きた魚を入手し、エサにするというメリットは無いと言えるだろう。
結論・文献は偉大だった
釣り雑誌や新聞、本に掲載されている内容は、先人たちが知恵を絞り、数々の失敗を繰り返したうえで無駄な情報をそぎ落としてきたもの。そこに記されている内容はやはり「誰もが楽しめるよう趣向を凝らした結果」なのだ。
確かに、掲載されていない物でも沢山釣れることはあるだろうし、全てが正しいわけではないだろう。だが、採集効率・保管の容易さ・エサとしての性能などを加味すると、筆者が書いてもきっと同じ内容になる……という事がよく解った。
こういった「もしかしたら?」を探し求めるのも釣りの醍醐味なので、読者の皆様も是非「こんな物でも釣れるかも?」といった思考を巡らせてみてほしい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>