将来の自分のため、男性こそ紫外線対策!
―――20代で男性がやっておくべき身だしなみやケアについて教えていただきたいです。
根岸さん:前編でもお伝えしたように、まずは洗顔をしっかりして保湿をするというスキンケアの基礎を習慣化することがおすすめです。
あとは、日焼け止めや紫外線対策をしっかりすることも、10代・20代から取り組んでいただくと、年齢を重ねたときの肌状態がより良くなります。
とくに男性は、紫外線ケアをせずに日差しを浴び続けている方が多いので、40代ぐらいになった時に、シミ・シワが出てきたり、肌に赤みが出たりと、時間差でダメージが表に出できやすいです。
今が大丈夫だからと思うのではなく、将来の自分の肌のために日焼け止めを塗る・紫外線対策をすることで未来の肌が変わります。
―――30代の男性に向けても、同じくやっておくと良いケアなどがあれば教えてください。
根岸さん:ボディケアになりますが、30代以降になると体臭ケアが重要になってきます。
男性は年齢によって体臭の種類が変わってきます。よく「加齢臭」と言われますが、その臭いは実は50歳以降に出てくるもので、30代の頃に体臭が変わったと感じるのは「ミドル脂臭」というものなんです。
これは頭皮から出る、使い古した油のような臭いです。なので、枕の匂いが変わってきたとか、汗臭い感じが今までと違って脂っぽい臭いになったなどの症状はこのミドル脂臭が原因です。
男性が見落としがちなのは、髪の毛の予洗いです。洗う時に、最初に髪の毛を濡らすのは、単に髪を濡らしているのではなく、シャンプー前にしっかり汚れを落とすために必要な過程なので予洗いはしっかりしてください。
あとはシャンプーの仕方にも注意してください。30代になると抜け毛が気になって、髪の毛だけをふわっと洗う方が増えてきますが、それだと汚れが落ちきらないのです。頭皮を優しく扱っているからといって必ずしも抜け毛が減るというわけではないので、頭皮までしっかりゴシゴシと、脂を落とす意識で洗ってください。