その一方で、弊社で高校生や大学生へのメイク講座を開催した時にヒアリングすると、女性にいい印象を持ってもらいたい、モテたいという声も多くあります。
自分がかっこよくなるための手段としてだけでなく、女性からの印象を意識されている方は多いのかなとも思います。
―――以前は、女性も男性の視線を意識した「モテメイク」が定番でしたが、最近は「自分が好きなメイクをする」という風潮がありますよね。
根岸さん:そうですね。最近、自撮りやTikTokなどで、自分を直視する機会が増えているので、他者からの印象も重要と感じる一方で、自分が納得できる自分になりたいという意識が強くなっているのかなと思います。
リップカラーが実は手軽に顔の印象を変えられる
―――20代前半のビジネスパーソンにおすすめの商品はありますか。
根岸さん:まず、ご自身のビジネスの場で最適な身だしなみを考えていただくことを前提にした上で、おすすめしているのは、BBクリームとアイブロウ、リップカラーです。
肌が荒れていると、清潔感がない印象を与えたり、生活習慣が乱れていると相手に想像されることもある調査結果もあります。まずは、ベースメイクでBBクリーム(下画像)を使い、肌の赤みや凹凸などが気になる部分を整え、色のつかないパウダーを使ってテカりを抑えるのがおすすめです。
次に、アイブロウです。眉毛は表情などに影響し、顔の印象を左右する重要なパーツなので、前編でご紹介した「デュアルアイブロウ」などのアイテムで眉毛を書き足したり、毛流れを整えるだけで顔の印象が変化するのでおすすめです。
最後に、男性の方は抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、印象を変えるのは、意外にもリップカラーです。男性は唇のくすみがなくなると顔全体の血色がよく見えます。女性用の赤みが強いものやツヤ感があるものを使用することには抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますので、「リップ&アイカラーリングスティック」(下画像)のように自然な赤みを感じるカラー付きのリップを塗るだけで、顔のトーンが明るく見え、顔色が良くなりますよ。