十分なトルクの1.5Lエンジン。室内の静粛性も高い

【プロ解説】これならコンパクトミニバンの大本命になれる!? 新型フリードのガソリンモデル『フリード AIR EX』に試乗
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

フリード エアー EXで走り出したときの第一印象は、無駄な動きの少ないクルマだなということです。発進時やブレーキをかけた際の前後の揺れ、そしてカーブを曲がる際の横揺れが非常にうまく抑えられています。

これは同乗するお子さんなどにも安心感を提供することができます。またクルマ酔いなどもしにくいといえるのではないでしょうか。

1.5Lエンジンは、発進加速のスムーズさではe:HEVに譲りますが、ストレスを感じるほどではありません。

なによりCVTによく見られる、アクセルペダルを踏んでもエンジン音が大きくなるだけで加速しないというフィーリングもなく、ペダル操作に対してリニアに反応してくれるので運転していて楽しくなります。

制振材や吸音材の最適化により、走行中の車内の会話明瞭度は先代モデルとは比較にならないほど室内の静粛性がアップ。ドライバーと3列目の乗員の会話も大きな声を出さなくても成立するでしょう。

また、試乗したエアー EXにはリアクーラーが装備されており、1列目だけでなく、2列目からもルーフに設置されたコントロールスイッチで操作が可能。シート位置を問わず乗員が快適に過ごせるというのは、ホスピタリティの高さを感じます。