今日驚くのは、これが俗にいう「切り抜き失言」的な動画ではなく、番組を製作した国際政治ch による公式のダイジェストだということだ。つまりこの内容が「ウケる」と思って、製作者は自らPRに利用したわけで、実際にコメント欄では以下のような「絶賛」を集めている。

「今日はこれぐらいにしといたるわ」とプーチンが言い捨てる絵が浮かんでしまったww 東野先生の、ロシア池乃めだか的撤退論に感服しました。 東野篤子先生最高だあー 池乃めだか師匠を連呼するあっちゃんかわいい あっちゃん、カワイイ️ 日々の鋭いご指摘、勉強になります!また、お洋服を前後ろに着てください! 吉本新喜劇 ファンとしては 、これは非常におもろい講演でした オーストラリア行っちゃうですか残念です。東野さんならAKBで笑い担当になれると思うんですが

「あっちゃん」云々は、元AKB48の前田敦子(あつこ)に掛けたものだろうが、文字どおりの戦争がウクライナで展開する中、日本人の「専門家」がいかなる雰囲気で消費されてきたかを示す、歴史の傍証ではあるだろう。

この現象を理解するポイントは、元となった番組の配信が2023年の3月で、コメントもほぼすべて「1年前」と表示される点にある。欧州製の主力戦車が届き始めた時期で、日本も含めた西側のメディアでは、ウクライナ側の勝利が「いよいよ確かになった」とする形で報じられがちだった。

もっともその反転攻勢はわずか1年で、後の米国副大統領候補にすら「破滅的(disastorous)」だと切り捨てられる、無残な結果に終わってしまう。

アメリカの「新政権」はウクライナを見棄てるか|Yonaha Jun
ドナルド・トランプが共和党の副大統領候補に、J.D.ヴァンス上院議員を指名した件について、7月16日のアゴラに詳しい記事が出ている。 ヴァンス上院議員が共和党副大統領候補に:日本製鉄とウクライナは戦々恐々? ドナルド・トランプ大統領がSNS上でオハイオ選出のJD・ヴァンス上院議員が副大統領候補に内定したこと...