「ただ首振りタイプの『ラチェットコンビネーションレンチ/(首振り)』は、ストレートタイプよりも工具全長が短いセミロング仕様になっているので、同じボルトを回す場合にも大きな力が必要になります。17㎜、19㎜などの大きなサイズのボルトを回すなら柄の長いストレートタイプの方が作業はしやすいかもしれませんね。首振りタイプは短いのでコンパクト。ツーリング先に携行するような場合にも便利だと思います」

同じサイズで比較すると首振りタイプ(上)より、ストレートタイプ(下)の方が全長が長く、より力が入れやすい。逆に短い首振りタイプはツーリングなどでの携行性に優れる。
同じサイズで比較すると首振りタイプ(上)より、ストレートタイプ(下)の方が全長が長く、テコの原理により力が入れやすい。逆に短い首振りタイプはツーリングなどでの携行性や作業性に優れる。

専用ロールバッグがツーリング先での作業効率をアップ

現在『ラチェットコンビネーションレンチ』はストレートタイプ、首振りタイプとも、サイズごとの単品販売となっているが、9月下旬には『ストレート7本+ツールロールセット』、『首振り7本+ツールロールセット』の発売が予定されている。驚くのは、このセットに組み合わされるロールバッグは、なんとCHEROMEバッグとのコラボレーションアイテムだということ。ブラック塗装が施された『ラチェットコンビネーションレンチ』をこのダブルネームのロールバッグがより一層引き立ててくれるというわけだ。

「ロールバッグの利点は、まず工具を広げた時にサイズが一目瞭然になるのがいいですよね。収まる場所が決まっていれば紛失も防げます。それに、広げるだけで工具やボルトの置き場所ができるので便利なんですよ。大事な工具はやっぱりコンクリートの上に置きたくないじゃないですか(笑)」。