皆さんはすでに勘付かれていたかもしれませんが、上記の色分けされた3つの派閥の中に、一か所だけ「青色と黒色の混じったサメ」がいたのにお気づきでしょうか。
そう、遺伝子分析を進める中で、フロリダ半島のバミューダトライアングルに生息していたサメの遺伝子が「北太平洋」と「南太平洋・インド洋」のハイブリッドであったことが確かられたのです。
なぜこのサメだけハイブリッドになったのかは不明ですが、これは3つの派閥のサメがお互いに交雑しうることを示しています。
この事実はサメの保護と繁殖を進める上で「希望」となるかもしれません。
実は世界で一種だけだったシャチが三種になる!和名はどうなるのか?
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参考文献
Birds of a feather flock together but great white sharks have swum apart ‘forever’
https://www.abdn.ac.uk/news/23405/
Surprise Discovery Reveals There’s 3 Different Kinds of Great White Shark
https://www.sciencealert.com/surprise-discovery-reveals-theres-3-different-kinds-of-great-white-shark
Hidden history in the great white shark genome
https://www.nord.no/en/news/hidden-history-in-the-great-white-shark-genome
元論文
There’s 3 Different Kinds of Great White Shark
https://doi.org/10.1016/j.cub.2024.06.076
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。