奥尻島の位置を詳しくご存知ない方のために説明しておきますと、北海道の南西に位置します。フェリーが到着する苫小牧からだと南西に約250km、小樽からだと南南西に約240km行ったところにある江差町からフェリーで渡ることができます。

ただこの奥尻島、ちょっと残念なのはフェリーの時間なんです。

一日一本しか出ていなくて、8/23〜11/30のシーズンは13時に江差発、奥尻に着くのは15:10。これはまだいいとして、問題は帰り。朝7時に奥尻発なんです。だからもし奥尻に一泊しかできないスケジュールの場合ですと、島に着いたらすぐに夕方、そして夜が明けたらもう帰らないといけないんです。

フェリーへのバイクの積み込みはこんな感じ。サイドスタンドとハンドルロックがない車両は運べないとのこと。片道の料金は人が2等客室で2910円、バイクが4720円(750cc未満)でした。なんとなんと、バイクの積み込みは予約が一切できないとのこと! ですが、電話で問い合わせた際には「今までキャパオーバーで積めなかったことはない」とのことでしたので、ご安心ください。

なお、フェリーの出航時間の1時間前には受付を済ませないといけません。この日は全部で3台だったかな?

そんなこんなで無事にセローをフェリーに積み込み、奥尻へと渡ります。取材日はちょうど9月のシルバーウィーク最終日。天気も気温も最高。暑すぎず、寒すぎず、とても気持ちの良い船旅でした。

船内もとても綺麗でホスピタリティに溢れています。

2等客室はこんな雑魚寝の大部屋がいくつかあります。が、女性専用ルームやキッズルームなどもあり、配慮が感じられました。気になったのは、どうも床が傾いている気がして……進行方向に頭を向けて寝転がると、頭に血が昇ってしまいました。あと、奥の窓側にしか充電用コンセントが設置されていないので、場所取りは重要です。バイクは一般の乗客の方々よりも先に乗船できるので、その点は油断さえしなければ問題ありません。

お気づきいただけただろうか……?