プラットフォームを熟成して静粛性をアップ!
プラットフォームは先代の改良版です。すでに実績を築いているマルチシェル骨格をベースに効率的な補強を行うことで、バリエーション違いによる重量増を最小限に抑えています。
剛性バランスの適正化を行ったフロントは、ねじり剛性10%、接地点横剛性を5%それぞれ向上させ、フロントサスペンションからの入力に対する車両の応答性をアップ。
リアまわりは、ボディ上部の剛性を向上することで、安心感の高い車両挙動と質感の高い乗り心地を実現しています。
さらにサスペンションまわりで発生するフリクションを徹底的に低減し、快適な乗り心地と長距離ドライブでも疲れにくい上質な走りを獲得しています。
室内は、加速ノイズとロードノイズの低減により静粛性を向上しました。
加速ノイズは、ハイブリッド(e:HEV)車とガソリンエンジン車でアプローチが異なっており、ハイブリッド車は発電時のエンジン回転数を抑える制御に加えて、エンジンとボディを連結させる3カ所のエンジンマウントすべてを樹脂製としてエンジンからの振動を低減。
ガソリンエンジン車は、ポート噴射の採用にくわえ、キックダウン時のエンジン回転数を抑える変速制御により振動を低減しています
いっぽうロードノイズは、車両全体の静粛性を総合的に追求する「防音パッケージ」という考え方を採用。遮音材や制振材の効率的な配置により、2列目シートでは先代をうわ回る静粛性を獲得しています。