e:HEV クロスターに試乗!

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

試乗したのは、ハイブリッドモデル唯一の2列シート車となるフリード e:HEV クロスター(2WD)。車両本体価格は316万2500円(2024年8月時点)です。

標準車となるエアーのボディサイズは、全長4,310mm×全幅1,695mm×全高1,755mmで、先代モデルに対して全長が45mm伸ばされました。

これはハイブリッドユニットが、1モーターのSPORT HYBRID i-DCDから、2モーターのe:HEVになったことに対応するための変更で、室内空間は先代にくらべ、2列目のニースペースで+30mm、3列目の肩回りで+65mmとなり、快適性を高めています。

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

クロスターのエクステリアは、エアーをベースに力強さを強調したデザインが与えられています。

専用のバンパーにくわえて、ブラックのホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュ、高輝度シルバーのフロントグリル、前後ライセンスガーニッシュ、アウタードアハンドル、ドアミラー、アルミルーフレールなどにより、堅牢でモダンな印象を演出しています。

15インチのアルミホイールデザインもクロスター専用で、角丸四角形をモチーフに、ブラックとシルバーのコントラストにより、洗練されたタフさを表現しています。

ちなみにクロスターは、ホイールアーチプロテクターを装着した関係で全幅が1,720mmとなっています。

荷物の多いアウトドアレジャーにも使える広いラゲッジルーム

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

室内のインテリアは、明るいグレージュを基調としたエアーに対し、クロスターは“アウトドアライクなアクティブスタイル”をテーマに、アウトドア用品と共通イメージの素材を使い、カラーはブラック×カーキとなります。

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

とはいえ5人乗りクロスターの最大の魅力は、遊びゴコロいっぱいの広大かつフラットなラゲッジルームです。

地上高335mm、高さ1,260mm、最大幅1,080mmというおおきな開口部を持つラゲッジルームは、耐重量200kgのユーティリティボードを使って、上下2段に分割して使うことが可能です。

ユーティリティボードはフェルト面とプラスチック面のリバーシブルで、上に載せるものを選びません。

6:4分割の2列目シートはダブルフォールダウン式で、車中泊に適したおやすみモード、ロングラゲッジモード、ハーフラゲッジモード、自転車(26インチ)を2台積載できるビッグラゲッジモードなど5パターンの使い方ができます。

興味深いのは、壁面のユーティリティサイドパネルや、テールゲート室内側のユーティリティナットといった仕事にも使えるユーティリティパーツが純正装着されていること。

これらを有効活用すれば、積載性を高めることができるのはもちろん、アウトドアレジャーでもさまざまに活躍するでしょう。

静かで乗りやすい特性のe:HEV

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

フリード e:HEV クロスターで走り出してみると、ロードノイズはもちろん、エンジンが始動した際の車内へのノイズの侵入が抑えられ、静粛性の高さに関心します。

すでにコンパクトカーのフィットやSUVのヴェゼルにも搭載されているe:HEVは、信号待ちなどの発進でもたつくこともなくスムーズに加速します。

パワートレーンのe:HEVは、1.5Lアトキンソンサイクル i-VTECエンジンと、充電・駆動を行う2つのモーターを内蔵したCVTの組み合わせ。

走行は、バッテリーに蓄えられた電力を使って走行用モーターで走行する[EVモード]を基本に、加速時や登坂時など、おおきなパワーを必要とするときは、エンジンによって発電した電力とバッテリーからの電力をあわせて走行用モーターを駆動、またバッテリーの電力が足りないときにはエンジンによって発電された電力を走行用モーターに流す [ハイブリッドモード]、エンジンだけのほうが効率が良い場合はエンジンと駆動輪を直結して走行する[エンジンモード]をそれぞれ賢く使い分けます。

エンジンと走行用モーター、それぞれのスペックは、前者が最高出力78kW(106PS)、最大トルク127Nm、後者は最高出力90kW(123PS)と最大トルク253Nmを発生。

このモーターの特性を活かして強力な加速性能を与えることも可能ですが、新型フリードでは、力強さを感じさせながらも、どんなドライバーでも扱いやすい穏やかでスムーズな特性されています。

乗車人数や荷物の量によって重量の増減が大きいミニバンですが、低速から高出力を発生するモーターを積極的に活用するe:HEVなら、あらゆるシュチエーションでストレスを感じることはなさそうです。

【プロ解説】「ちょうどいい」に磨きをかけて、使い勝手を高めた新型フリード e:HEV クロスター
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

改良が加えられたシャシーは、路面が荒れたところを走行しても、クルマの揺れが抑えられています。

特に感じたのは路面からの衝撃が抑えられていること。かなり荒れた路面を走行したのですが、ドライバーにはそういった感じは伝わってきません。

車高の高いフリードですが、コーナリングやブレーキングの際でも前後方向、左右方向の無駄な揺れが抑えられているので、運転中のドライバーはその他の乗員に気を使う必要もないでしょう。