―――実際に「TABETE」を登録してから新規のお客さんが増えたといった声はあるのでしょうか。

篠田さん:「TABETE」を導入して来店客数が増えて売り上げが上がった、食品ロス活動として導入したけれど、新しいお客様に来店してもらうきっかけになったというご意見は多くいただいています。


「TABETE」ユーザーに聞いた購買行動の変化に関するアンケート結果

(キャプション)「TABETE」ユーザーに聞いた購買行動の変化に関するアンケート結果

「TABETE」で来店するお客様の20%が新規顧客で、そのうち64%がその後の通常来店につながっているというアンケート結果も出ています。

「TABETE」のユーザーの7割は30代から50代の女性なのですが、食品ロスに対する関心も高く、お得感だけではなく、お店の味やサービスを気に入ってファンになってくれることが多いです。

20代のユーザーが少ない理由とは?

―――7割は30代から50代の女性とのことですが、20代の方はどれくらいいるのでしょうか。

篠田さん:エリアにもよりますが、全体で20代の方は約17%くらいです。

20代のユーザー数はまだ少ないと感じています。10代、20代の方々にも使っていただきたいのですが、決済方法がクレジットカードだけでPayPayなどのコード決済サービスなどでの支払いができないというのがハードルになっていると考えています。

今後、決済手段の拡充についても対応していくつもりです。

―――決済方法以外にも、今後10代から20代の方に「TABETE」をもっと使ってもらうための施策を何か考えていらっしゃいますか。

篠田さん:PayPayなどのコード決済サービスが使えるようになったタイミングで、ブランディングを含めた発信を行いたいと考えています。

また、今後は単身者や学生向けに、お弁当やお惣菜など1食分の商品のラインアップを増やしていこうと考えています。