1928年から1931年までの3年間、当時のインディアンスカウトの高性能モデルとして登場した「101スカウト」。101は最高速度101マイル(約163km/h)にちなんでいるという。その101スカウトがニューモデルとして登場した。

101スカウトのエンジンはECUを独自セッティングとすることで、最高出力を105hp→111hp、最大トルクは108N・m→109N・mへと高められている。
フロントサスはフルアジャスタブルの倒立となり(ストローク量は120mm)、ブレーキはダブルディスクを装備。ブレンボ製キャリパーをラジアルマウントする。フロントタイヤは19インチ化し、フロントホイールは切削加工が施されている。
リヤサスはリザーバータンクを装備したピギーバックタイプを採用し、ストローク量は76mmとなっている。調整機能も装備している。
メーター表示切り替え、ライディングモードなどの設定変更は左側のスイッチボックスで操作できる。グローブのままでも操作しやすい。
キーレスイグニッションを採用し、スタートボタンを押せばエンジンを始動できる。始動性も良好だ。
フロント19、リヤ16インチホイールを装備し、ハンドルは5インチライザーが装着されている。シート高は680mmと少し高くなっているが、足着き性は相変わらず良好だ。

軽快なハンドリングで走りがよりシャープに

フロントタイヤはスカウトボバーの16インチから19インチへと大径化されたが、ハンドリングの軽快さは増している。