自民党総裁選挙を来月に控え、選挙のあり方についての議論が党の選挙管理委員会において行われると聞いております。この総裁選のあり方は、可能な限り党員の意見を反映させるべきであり、公職選挙法の適用に近いものとしたほうが国民全体の理解は得られやすいように思います。
自民党員は公称約100万人おられるのですから、例えば候補者のリーフレットを全党員に郵送するとすれば、それだけで億単位のカネがかかることになります。この辺に留意して、どれだけ「カネのかからない選挙」に近づけるか。それが「政治とカネ」の問題の解決にも資するはずです。
来週12日から14日まで、「超党派安全保障を考える議員の会」で台湾を訪問し、頼清徳総統はじめ政権幹部、立法委員などの皆様とそれぞれ個別に会談して参ります。
「今日のウクライナは明日の北東アジアかもしれない」「台湾有事は日本有事」とのフレーズについて、それぞれ具体的にどのような事態を想定すべきか、何を準備すべきか、認識の相違もあるように思われます。決して戦争の惨禍が繰り返されることの無いよう、十分な議論を尽くしたいと思っております。
酷暑の日々、皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。
■
編集部より:この記事は、衆議院議員の石破茂氏(鳥取1区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2024年8月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は『石破茂オフィシャルブログ』をご覧ください。