潜水艦に関しては三菱重工に絞ればいい。調達が無くなれば川重は重工に捨て値で売るしかなくなります。そうすればドックと設計チームを2つ維持しても管理部門は統合されるのでコストの削減が可能です。

エンジンやギアについては外国からの調達に換えればいい。あるいはIHIがテイクオーバーしてもいいでしょう。そうすればタービンエンジン関連の事業統合にもなります。

ヘリもライセンス生産といいつつ、殆ど組み立てだけで2~3倍の調達コストです。しかも国産化することで稼働率や信頼性が落ちている。その端的な例が南極観測用のUH-101です。であればチヌークなんぞ輸入に切り替えれば宜しい。エアバスヘリとの関係も冷えており、というか見捨てられつつありますから、この先川重がヘリメーカーとして発展する可能性は120パーセントなく、単に延々と税金を食いつぶしていくだけです。

C-2やP-1といった大型機も同様です。3割程度の稼働率しかなく、性能の低い、そしてP-8の2倍以上の調達価格のP-1、同じく他国の輸送機の3倍位上の価格のC-2、両機とも維持費は他国の5~7倍以上です。

P-1の調達はやめて今からP-8に変えて、数を絞ってあとは無人機でカバーすればいい。C-2の調達は取りやめて外国製にすればいい。整備は重工が川重傘下の日飛を買い取ってそこでやればいい。何なら稼働機体は最低限に減らして、余剰の機体は部品取りに使えば宜しい。

完成機メーカーとして世界の市場に羽ばたくつもりもまったくなく、これまた防衛予算にたかって甘い汁を吸って生き残ろうとしているだけです。

そして世界に流通網ももっているATVでは全く軍事市場参入をすることも考えていない。軍事の世界でやっていくにはATVが一番ハードルは低いと同社の偉い人にも何度も申し上げております。ですがやるきがないどころか、水陸機動団向けのATVはオスプレイにはいらず、駐屯地の連絡用に使用されているだけ。あとは総火演と災害時のプロパガンだ利用されているだけ。ポラリスのような軍用ATVを作って売る気も能力もない。