目次
さつまいも収穫後の保存方法
さつまいもの保存環境と注意点
さつまいも収穫後の保存方法
天日干しをして水分を飛ばす
収穫後、まずは水分を飛ばす作業をします。水分がカビや傷みの原因となるため、水分をしっかり飛ばしてください。収穫後のさつまいもをそのまま3日ほど天日干しすれば、余分な水分は飛んでくれます。
この天日干しをする際に注意しなければいけないのが、泥付きのまま天日干しをするということです。少し余計な土を落とす程度なら構いませんが、基本的には泥付き、土付きのまま保管して下さい。
水洗いはカビの原因になる
泥付きのまま天日干しの処理に入りますが、水洗いしてきれいにしてからと考える方も多いはずです。しかり、これが収穫後に最もやってはいけない処理になります。水洗いをすることで水分を吸収してしまい、傷む原因となってしまうのです。
また、水分を吸収するだけでなく、洗うことで傷む部分が増えるという面もあります。泥付きのまま処理していくのは不思議な感じがするかもしれませんが、農家はそのまま処理するのが一般的です。
段ボールと新聞紙で長期保存!
天日干しが終わって水分がなくなったら、日持ちするよう保管していきます。この時に重要なのが、新聞紙です。土がついたままの、収穫後のさつまいもを新聞紙にそのままくるんでください。この新聞紙が水分調節をして、日持ちさせてくれます。
新聞紙でくるんださつまいもを何かしらの容器に入れて保管していきますが、おすすめなのは段ボールです。段ボールも調節してくれます。あとは、ご自身のペースで箱から出しては食べて下さい。
市販のさつまいも購入後も保存可能
家庭菜園で収穫した後の簡単な保存方法を解説していますが、この内容は市販のさつまいもでも同様です。綺麗に洗われてはいますが、そのまま新聞紙でつつんで箱にいれて下さい。発泡スチロールなどでも構いません。
こうすることでより日持ちします。どのご家庭でも簡単にできる方法ですので試してみて下さい。
さつまいもの保存環境と注意点
保存に適した環境は?
新聞紙にくるんで箱に入れたさつまいもを、家の中のどの場所に置いておくかも問題です。まず貯蔵に適した温度は15度ほどとされています。冷暗所が丁度適していますので、床下収納や、エアコンのかからない廊下などに置いておくと安心です。
温度が高くなり、20度を超えてしまうと芽が出やすくなります。暖かい場所は避けて保管するようにしてください。
収穫後のやってはいけない保存方法
野菜はとりあえず冷蔵庫に入れておくイメージがあるかもしれませんが、さつまいもの場合、冷たい気温で保管してしまうと腐っていきます。10度以下になると低温障害が起きてきますので、冷蔵庫には入れないで下さい。
ただし、場合によっては冷蔵庫も活用できますので、後述して解説していきます。