■墓石は「火傷しそうな熱さ」に…

じつは吉田さんも、過去に熱中症で倒れた人物を介抱した経験が。

当時の様子について、吉田さんは「8月上旬の午前、お寺の境内の墓地の一角で、70代くらいの男性がお一人で座り込み、グッタリとされていました」と振り返る。

どうやら男性は墓参りで草むしりなどをした後だった模様。吉田さんはすぐに救急車を呼び、経口補水液や氷などで応急処置を行うことに。幸い、男性の命に別状はなかったそうだ。

なお、真夏の墓地の気温については「墓石に触ると、火傷しそうな熱さです」「光沢のある墓石からの照り返しもあるので、相当な熱さだと思われます」とも説明しており、想像しただけで汗が噴き出てくるというもの。

そして、じつは墓地の「立地条件」にも、熱中症になりやすい要素が潜んでいたのだ。