■墓参りを「止める」のでなく…

「熱中症が危ないとはいえ、ご年配の方にとってお墓参りは生活の中での大切な習慣だったりします。無理に周りから『やめなよ』と止めることは難しいものです」と、続ける吉田さん。

そうした背景を踏まえた上で、「ご年配のご家族の方がお墓参りに行くときは同行したり、お墓参りに行く時間や場所を把握したり、電話で連絡をとれる状態を作ってあげたりしてください」「いずれにしましても、家族のコミュニケーションが大切です。『今度、お墓参りはいつ行く? 一緒に行かない?』と声をかけることを、ぜひやってみてください」と、呼びかけていたのだ。

お盆シーズン間近ということもあって一連のポストは瞬く間に話題となり、最初のポストは投稿から数日で1.5万件以上ものとリポストを記録したほど。

Xユーザーからは「霊的な話かと思いましたが、確かにその通りですね」「去年、おばあさんが熱中症で倒れて、救急車で運ばれていました」「お化けよりも、熱中症の方が怖い」など、驚きと共感の声が多数寄せられていた。

そこで今回は、吉田さんをはじめとする「お墓のプロ」の僧侶たちに、真夏の墓事情について、より踏み込んだ話を聞いてみることに。すると、これまで聞いたどの怪談よりも恐ろしい裏話が明らかになったのだ…。