チャート:人種・男女別の失業率

NFP24jul_mwurr (出所:Street Insights)

白人と黒人の失業率格差は3カ月ぶりに縮小。白人の失業率が前月まで3カ月連続での横ばいに上昇した一方で、黒人が前月と横ばいだったため、失業率格差は2019年平均と一致した前月の2.8ptから2.5ptへ縮小した。

チャート:白人と黒人の失業率格差

NFP24jul_bw (出所:Street Insights)

〇学歴別の労働参加率、失業率

学歴別の労働参加率はまちまち。中卒は上昇、高卒は横ばい、大卒以上は卒業式を終えたものの低下した。

・中卒 49.0%と1992年にデータが公表されて以来で最高、前月は47.0%、なお2023年11月は48.3%と2023年2月と並び過去最高 ・高卒 57.0%と前月と変わらず、なお2023年11月は57.3%と2020年2月(58.3%)以来の高水準 ・大卒以上 72.7%、前月は72.8%で2023年10月以来の水準に並ぶ、なお2023年8-9月は73.5%と2020年1月(73.7%)以来の高水準に並ぶ ・全米 62.7%、前月は62.6%、なお2023年11月は2020年2月(63.3%)以来の高水準に並ぶ

学歴別の失業率は上昇が優勢。中卒、高卒、大学院卒で失業率が上向いたが、大卒は低下した。

・中卒以下 6.7%と2021年10月以来の高水準、前月は5.9%、なお2022年10月は4.4%と1992年のデータ公表開始以来で最低 ・高卒 4.6%と2022年1月以来の高水準に並ぶ、前月は4.2%、なお2023年7月は3.3%と2000年4月以来の低水準に並ぶ ・大卒 2.3%、前月は2.4%と2021年10月以来の高水準、なお2022年9月は1.8%と2007年3月以来の低水準に並ぶ ・大学院卒 2.7%と2023年8月以来の高水準、前月は2.7%、なお2021年12月は1.2%と2000年4月の低水準に並ぶ ・全米 4.3%と2021年10月以来の高水準、前月は4.1% なお2023年1月と4月は3.4%と1969年5月以来の低水準