チャート:人種・女性別の労働参加率

NFP24jul_rwlp (出所:Street Insights)

人種別の失業率は上昇が優勢。白人は労働参加率につれ失業率も上向き、ヒスパニック系は労働参加率が低下したものの失業率は上昇した。黒人は労働参加率が上昇も失業率は横ばい。アジア系は労働参加率が上昇も失業率は低下した。

・白人 3.8%と2021年10月以来の高水準、前月は3.5% なお2022年12月は3.0%と2020年2月(3.0%)に並ぶ ・黒人 6.3%で前月と変わらず、2023年4月は4.7%と過去最低 ・ヒスパニック系 5.3%と2023年2月以来の高水準、前月は4.9%、なお2022年9月は3.9%とデータが公表された1973年以来の低水準 ・アジア系 3.7%、前月は4.1%と2021年10月以来の高水準、なお2023年7月は2.3%と2019年6月(2.0%)以来の低水準 ・全米 4.3%と2021年10月以来の高水準、前月は4.1% なお2023年1月と4月は3.4%と1969年5月以来の低水準

チャート:人種別の失業率

NFP24jul_rur (出所:Street Insights)

人種・男女別の失業率は、全て上昇。労働参加率が低下したヒスパニック系の男女を含め、失業率は上向いた。特にヒスパニック系の女性は2ヵ月連続で1%ポイントも急伸した。なお、黒人女性とヒスパニック系男女は季節調整前の数字となる。

・白人男性 3.5%と10カ月ぶりの高水準、前月は3.2%、なお2022年12月は2.8%と2020年2月以来の低水準 ・白人女性 3.4%と2021年10月以来の高水準、前月は3.1%、なお2023年6月は2.6%で過去最低 ・黒人男性 6.6%と2022年1月以来の高水準、前月は6.1%、なお2023年12月は4.6%と2023年4月につけた過去最低に並ぶ ・黒人女性 6.2%と2021年10月以来の高水準、前月は6.1%、なお2023年4月は3.8%と過去最低 ・ヒスパニック系男性 4.1%と4カ月ぶりの高水準、前月は3.8%と9カ月ぶりの低水準、なお2022年9月は3.0%と2019年11月以来の低水準 ・ヒスパニック系女性 5.7%と2021年8月以来の高水準、前月は4.7%、なお2023年5月は3.1%と過去最低