1つ目は徹底的な自責思考だ。まずは解釈を変えることを勧めたい。イライラすることがあったらすべて自分の責任で考える。本来は他責でいいと考えるようなものも、一旦自分の責任で解釈を試みるのだ。

自分がサラリーマンだった頃、東京の満員電車で喧嘩をする人がいた。駅のホームで激しく口論をする様子も何度も見てきた。駅員さんに混雑のイライラをぶつける人もいた。たとえばこれを自責で考える。「自分がスキルアップをして年収を増やして、会社から徒歩圏内の物件に住むかリモートワークができる仕事へ転職をすれば満員電車に乗らずに済むかもしれない。もしくは独立して今流行りの地方移住はできないか?」と今の自分を高める方向で改善策を検討するのだ。

実現するのは簡単ではないが、やる前に「できるわけがない」と決めつけるのはもったいない。うまく処理すれば、今の自分を高めたり、変化させるきっかけになるだろう。自分自身、サラリーマンをしばらくやって合わないと感じて年単位で準備をして独立をして地方移住したし、今どきはそのハードルは昔ほど高くはないと感じる。工夫すればやりようはいくらでもある。

2つ目はイライラした時の対処法を持つことだ。イライラしたらそのストレスを解消しに行く人がいるがそれはあまり勧められない。友達に愚痴ったり、立場の弱い人にぶつけにいったり、お酒を飲むのはやめておくほうがいい。

一番効果的なのはイライラした瞬間にその日はすぐ寝てしまうのだ。自分はこれを意識している。気分が高揚した時に誰かに連絡を取ると攻撃的になってしまいかねない。特に話を聞いてくれるような大事な人に怒りをぶつければ、その大事な相手から嫌われてしまう。だが寝る効果は抜群だ。寝起きで就寝前の怒りのレベルを維持できる人は皆無である。

もしも気分が高まって眠れないなら、へとへとになるまで運動をすればいい。有酸素運動をしてシャワーを浴びて部屋で過ごせば気絶するように眠れる。現代人はメンタルは酷使するが、運動不足で体力が残っているので寝付きが悪い。