黒坂岳央です。

誰でも年は取ることは避けられない。だが同じように年をとっても、好かれる老人と嫌われる老人にわかれる。どうすれば老害と疎まれないだろうか?その答えはシンプル。ネットでもリアルでも老害に抵触する行動を見かけることがあるので、その逆をすればいいのだ。

老害行動は一言でいうと「老化現象」である。脳の前頭葉が萎縮し、感情のコントロールができないので怒鳴りつけたり、空気を読まずに相手のことはおかまいなしに話し続けたりしてしまう。だからこの老化を意識をして行動すれば、老害は自然に防止できるのだ。

Ranta Images/iStock

  1. 未知の体験をして学び続ける

    老害の特徴は不安や自尊心の欠如から、自分の持っている知識や経験を過大評価し、他者を上から目線でダメ出しをして自分の優位性を認識したいという欲求に駆られてかのような行動を取る。その一方で、時代の流れでなんとなく自分でもかつて栄光を放った知識や技術もくすんでいくことを感じており、その不安を強く否定したくて老害行動に走ってしまうのだ。

    対策は簡単、常に新しく学び続けることである。一番いいのが自分の仕事に関係するスキルアップだ。どんな分野の仕事でも極める状態には到達することは難しい。いくらでも勉強をして学ぶべき対象がある。

    それ以外に直接的でなくても、間接的にレベルアップできるスキルだ。最近では生成AIだろう。デスクワークに携わっている人なら、生成AIの影響を一切受けない人は少ないだろうから、書店に置いてある技術書やYouTube動画で紹介されている技術をなぞって自分に取り入れればいい。

    未知の体験は才能の脳トレになる。お年寄りの中には計算ドリルや漢字ドリルなど、すでに熟練していることをなぞる形で頭を使おうとしがちだが、それをするよりこれまでやったことがない挑戦をする方がメンタルにもいい。

    なぜなら新しい分野となれば、誰もが一年生である。勉強をすれば、「この教師は立派なスキルを持っていて尊敬できる」とか「自分もまだまだ知らない事が多い」と謙虚な姿勢を取り戻すことができるだろう。

  2. 教えるより教わる