スポーツカーから電動化が進むロータスの現在地
英国のみならず、世界のスポーツカーの歴史に欠かせない存在であるロータスは、天才エンジニアだったコーリン・チャップマンが生み出したブランドです。
ヨーロッパ、エスプリなど、1970年代のスーパーカーブームを語るうえで欠かせない花形モデルのほか、セブン、エラン、2021年まで生産されていたエリーゼやエキシージなど、数多くのライトウェイトスポーツカーを世に送り出してきました。
また、黎明期からモータースポーツにも注力し、1960年にはスターリング・モスの手によりF1優勝を成し遂げます。なお、中嶋 悟がF1デビューを飾ったのもロータス(ホンダ)でした。
ロータス・カーズは、一時期マレーシアのプロトン傘下でしたが、現在はボルボを傘下に持つ中国のジーリー(吉利汽車)傘下になっています。
現在、日本の正規代理店はLCI(エルシーアイ)が務めていて、エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの後継であるエミーラ、電動SUVのエレトレを導入しています。
さらに、EVのエメヤ(4ドア)も2023年にアメリカで発表済みです。
中古車市場で流通しているのは、エキシージ、エリーゼが中心となっています。両モデルともにパワステは付いていません。