■朝ドラ『花子とアン』にも登場

玉の言葉は、ドラマ内の字幕では「親友」となっていた。親友といえば「Best Friend」という表現もあるが、「bosom」には「胸」のほかに「胸中」「愛情」などの意味があり、「bosom friend」は、心の奥底からの深い友情を表すニュアンスが。

カナダの作家モンゴメリの名作『赤毛のアン』で、主人公のアンが、後に生涯の親友となるダイアナと出会った際に呼びかけた言葉として知られ、同作の初邦訳を手がけた村岡花子さんは「腹心の友」と表現。村岡さんをモデルにした朝ドラ『花子とアン』でも、花子(吉高由里子)が、この言葉の訳について「親友…心の友…違うな…」と考えるシーンが描かれていた。