ある夫婦は、子どもの代金としてインドワールに12万ルピー(約17万円)を支払ったと警察に証言した。しかしインドワールは、後でお金を返さずに子どもを連れ戻したことから、夫婦がこの件を警察に密告したという。

インドの「NDTV」は、匿名の情報として、4人の赤ちゃん全員が過去1年以内に売られたと述べている。

この事件を受けて、インド女性/児童開発大臣のマネカ・ガンジーは、「全国の慈善宣教師団が運営する乳児院を直ちに検査するように」と全ての州に指示を出している。

そしてガンジーは、インドの少年司法法の下、養子縁組を扱うシェルターは中央養子縁組当局に登録しなければならない決まりだと述べた。しかし法律が施行されてから2年以上たっても、約4000機関がまだ法を遵守していないと述べている。

カトリックの宣教師は、2015年にインドでの養子縁組を中止している。そのため彼らの施設には養子縁組の権利はなく「子どもを売ったことに疑いの余地はない」と報道官のサミタ・クマールは述べた。クマールは、養子縁組が法の下で行われていた時も、子どもとお金を交換することは決してなかったと説明している。