今日9月13日はマザー・テレサがインドで国葬された日。コルカタの聖テレサとも呼ばれるマザー・テレサはインドの貧困層に手を差し伸べ、その功績からノーベル平和賞を受賞、バチカンからは聖人に認定された。1997年9月5日に87歳で亡くなるまで精力的に活動し、今でも世界中から尊敬の念を集めているが、そんな彼女に裏の顔があったことが近年指摘されている。
【こちらの記事も人気です】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ こちらの記事は2020年8月3日の記事を再掲しています。
マザー・テレサというと「聖人」の代名詞のように語られて久しい。しかし、実は「人身売買」に関わっていたのではないかという驚くべき報道がインドや米国で相次いでいる。
マザー・テレサの乳児院で人身売買
米公共ラジオ局の「ナショナル・パブリック・ラジオ」の報道によると、インドは、ローマカトリックの命令でマザー・テレサが設立し、今日まで宣教師が運営してきた乳児院に対し調査を命じた。
この一大スキャンダルは、乳児の人身売買の罪で働く尼僧とスタッフが逮捕されたことから始まった。
その調査の結果、インド当局は南部ジャールカンド州のカトリック宣教師が運営するシェルターで、生後6カ月の男児を含む4人の乳幼児が売られたことを発見。十数人の妊婦がそのシェルターに住んでいたが、すぐに閉鎖された。売られた6カ月の男児には5万ルピー(約7万円)が支払われていたという。
警察と州当局の調査によって、修道女のシスター・コンシラと乳児院スタッフのアニマ・インドワールは、人身売買に関連した罪で逮捕された。「インド・タイムス」紙によると、インドワールは子どもたちを売ったことを認めているという。