■消失事件その2
翌年1957年春、この地にまた別の消失事件が起こった。
1957年3月23日、エルドン・ボーマンとゴードン・ウィックスはカリフォルニア州アルタデナの地で、8歳のトミー・ボウマンをはじめ小さな子どもたちを連れてハイキングをしていた。
ハイキングの途中でトミーは曲がりくねった道を先に走り出し、姿が見えなくなった。曲がりくねった道が終わり、また道がまっすぐになった時、トミーはどこにもいなかった。そしてそれ以来、彼は影も形もなく消失してしまった。
家族は警察に連絡をし、捜索隊がその地域に集まった。彼らはトミーがそれほど遠くに行けるはずはなく、容易に発見できると考えていた。しかし地上捜索隊、航空機、探索犬によって1週間以上にわたる捜索が行われたが、手がかりは全く見つからなかった。彼はまるで地球から消え去ったかのようにその後も見つかっていない。