こんにちは!

たびこふれ編集部のシンジーノです。

あなたは朝倉山椒という山椒をご存じですか?

兵庫県養父(やぶ)市の朝倉という土地で生まれた山椒です。

山椒といえばピリリと刺すような刺激と香りのイメージが浮かびますよね。

朝倉山椒は、柑橘系のフルーティな香りと柔らかい辛味が特徴の上品な山椒です。

山椒を食べるのは、ちりめん山椒や山椒味噌といった和食のイメージがありませんか。

しかし朝倉山椒は和食だけでなく、イタリアンやフレンチにもマッチしたソースや調味料にも使われており、最近とても人気だそうです。

フランスなど海外のシェフにも人気でひっぱりだこなのだとか。

ということで、2024年5月下旬、朝倉山椒の収穫の時期に産地に訪れました。

この記事では、初めて知った朝倉山椒の魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。

朝倉山椒を知ってしまったらこれまでの山椒に対するイメージがガラッと変わることでしょう。

目次
朝倉山椒とは
家康、秀吉にも認められた逸品

朝倉山椒とは

但馬の国 朝倉村で生まれた山椒。

文献には400年以上の歴史があることを示す記述が残っています。

枯れやすく湿気に弱いなどとてもデリケートなため、大量生産は難しいですが、但馬地方で脈々と受け継がれていきました。

家康、秀吉にも認められた逸品

1600年(慶長16年)9月、徳川家康に生野奉行である間宮直元が朝倉村の山椒を献上したという記録が残っています。

また豊臣秀吉が、白湯に焦がした山椒を入れてお茶のように飲み「これに過ぎたる風流あらじ」と感想を述べたという逸話も残っています。

当時から山椒は庶民には手の届かない高級品でした。