650人の美女が犠牲に… 血の伯爵夫人バートリ・エルジェーベト“鉄の処女”、今明かされる真実!
(画像=ナーダシュディ・フェレンツ伯爵。画像は「Wikipedia」より引用,『TOCANA』より 引用)

 エルジェーベトはその権力と財力、生来の残忍さ、そして夫から学んだ拷問技術を遺憾なく発揮し、およそ35年の間に650人もの若い女性を残酷に殺害した。その被害者の多くは彼女の城に勤める女中たちだった。

「罰」を与えられるのは常に最も巨乳な女性で、拷問の前には全裸にされた。彼女たちはありとあらゆる拷問を受け、無残に殺されたという。鞭や棒で殴る、刃物で切り裂く、性器を蝋燭で焼く、焼けた金属棒を押し当てる、全裸にして雪に投げ込む、煮えたぎる湯をかけて皮を剥ぐ……。

 エルジェーベトは拷問を自らの手で行うことを好んだ。女中の口を手で引き裂いたり、首や乳房に噛み付いてちぎったりすることもあったという。さらに病床について起き上がれない時ですら、その凶行を止めなかった。召使いたちが被害者を押さえつけてベッド脇まで連れて行き、エルジェーベトはベッドにいながら、哀れな犠牲者の体に何度も噛み付いたという。

 初期の犠牲者は百姓の娘ばかりだったが、やがてエルジェーベトは貴族の娘にも手を出すようになっていった。逮捕される前の10年間に、少なくとも37~51人の貴族女性を殺害しているとみられる。だが、貴族の娘に手を出したことが彼女を破滅に追いやることとなった。