■ボラスは個人で動く選手向き

日本人選手がメジャーに挑戦する際、契約する代理人事務所は大きく二つに分かれるとされる。

ひとつはスコット・ボラスだ。ボラスと現在代理人契約をしている日本人メジャーリーガーは、菊池雄星、吉田正尚、藤浪晋太郎、前田健太で、それぞれボラスにより高値でメジャーとの契約を勝ち取っている。

メジャー事情に詳しいプロ野球関係者によると、ボラスは「選手たちからの評判が良い反面、選手たちをマネージメントしている会社やチームなどへのマージンはないので、メジャー行きに向けて個人で動く選手にしか向かない」そうだ。確かに、単身でアメリカに乗り込んだ選手たちが名を連ねている。