7. あれ? 知ってるのと違う!となる難読地名

同じ漢字の地名なのにそれぞれで読み方がバラバラで、混乱しがちな地名もあります。

神戸(静岡県榛原郡吉田町)

読み方:かんど

※他の地域では、さらに「かのと」「かみと」「かんど」「かんべ」「こうど」「ごうど」「じんご」などもあり

神戸というと、兵庫県の神戸市(こうべし)が有名ですが、全国各地に「神戸」という地名は非常にたくさんあり、読みが見事にバラバラです。

静岡県榛原郡吉田町の神戸はあくまで一例で、「かんど」と読みます。他、「かみと」などはまだわかりやすいものの、「ごうど」や「じんご」など、なかなかそう読む人はいないだろうという読み方も多いです。

大山町(鳥取県西伯郡)

読み方:だいせんちょう

鳥取県の標高1252メートルある山「大山(だいせん)」の名前を関する町名です。「大山」という地名、山の名前は全国でも数多いものの、鳥取県だけは「だいせん」と読みます。

どうもこれは「呉音(ごおん)」という、今ではあまり使われていない漢字の読み方の一種からきているのではないかとのことです。

参考:大山はなぜ「だいせん」?( NHK鳥取放送局)

府中(徳島県徳島市国府町)

読み方:こう

東京都や広島県に府中市(ふちゅうし)があり、これはそのまますんなりと読めますが、徳島県の「府中」を「こう」と読める人はなかなかいないでしょう。

なぜこのような読みになったのか疑問に思いますが、「ふちゅう」だと「不忠」に通じるからだとか。なので「国府(こくふ、こう)」にも「孝(こう)」にもかけることができる「こう」になったというのが由来なのだそうです。

8. まとめ

最後に、今回ご紹介した難読地名の、読み方も含めた一覧を載せておきます。

日本の難読地名、どれだけ読める? 喜連瓜破や昼飯町、老者舞など
(画像=『たびこふれ』より 引用)

難読地名は、なぜそんな読み方になったのかの由来まで調べると興味深い発見ができたりします。

もちろん今回紹介した以外にも、無数に難読地名はあります。初めての場所に旅行に出かけたら、ぜひ難読地名探しをしてみてください。

文・画像・旅の面白さ発見部/提供元・たびこふれ

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