【2】バックアップするアプリの削除と選択
iPhoneはアプリのバックアップも自動的にiCloudに保存しています。
これはとっても便利な機能ですが、もう使っていない昔のアプリのバックアップデータは必要ありませんので、削除していきましょう。
まず、iCloudのグラフの下にある「アカウントのストレージを管理」をタップします。すると、「ストレージがいっぱいです」と表示されますが、ここにアプリのバックアップが表示されます。
容量の大きい順に並んでいるので、今は使っていないアプリか、もうバックアップが不要なアプリがあれば削除しましょう。
本当はゲームのほうがいいんですが、このiPhoneにはゲームアプリがないので、今回は例として「LINE」で手順を紹介します。
もちろん、LINEには大切なデータが多いと思いますので、本来ならいちばん最後に回して置くべきでしょう。
というわけで、まずLINEを選択すると「iCloudからデータを削除」が表示されます。次に「削除しますか」と表示されるので「削除」を押しましょう。
あとは、「完全に削除する」を押せばLINEのバックアップが削除されます。
不要なアプリのバックアップを削除する手順



ただし、これではiCloudから過去のバックアップを消しただけなので、このままでは、今後もまた自動バックアップが取られてしまいます。
これを止めるには、画面左上のiCloudをタップして画面をひとつ戻りましょう。すると、「iCloudを使用しているアプリ」が表示されます。
次に、画面のいちばん下にある「すべて」をタップすると、iCloudを使っているアプリが一覧表示されるはずです。
ここでLINEを確認するとスイッチがオンになっているので、これをオフにすれば今後はiCloudにバックアップされません。もちろん、使っていないゲームアプリなども同様にスイッチをオフにしていきましょう。
今後アプリのバックアップが取られないようにする手順


【3】写真の重複削除機能と完全削除方法
ここからは、意外と見逃しがちなデータの削除について解説します。まずは、iPhoneの「写真」アプリを開いて、重複しているいらないデータを消していきましょう。
写真アプリ画面をいちばん下までスクロールさせると、「重複項目」や「最近削除した項目」があります。
「重複項目」とは、同じ写真2枚以上保存されている状態です。ここを開いて、もし同じ写真があれば右側の「結合」を押せば1枚にまとめることができるんですね。
今回のiPhoneでは、なんと182枚も見つかりましたので、これを一つひとつ結合するのは面倒です。
もし、一気に処理したいなら、右上の「選択」を押すと、画面左上に「すべて」が表示されますので、これをタップしましょう。
すべての写真が選択されたら、いちばん下に「結合」と表示されるので、これをタップすれば重複した写真がすべて消えるのです。
ちなみに、結合を押したときに2種類の表示がある場合、これは少しだけデータが変わっているほぼ同じ写真があったということです。基本的にはほぼ同じ写真ですので、削除して構いません。
重複した写真を1枚ずつ確認して削除する手順


重複した写真をまとめて削除する手順


これで重複した写真が削除されましたが、実は重複した写真が「最近削除された項目(ゴミ箱)」に移動されただけで、データはまだ残っています。
iPhoneの写真を削除しても、30日間はゴミ箱に残されているんですね。これは間違って消した写真も復元できる便利な機能ですが、今回はデータ容量を削減するのが目的なので、このデータも消してしまいましょう。
1枚ずつ確認して削除する場合は、写真をタップして左下の「削除」を押します。
すると「すべてのデバイスから削除」と表示されますが、これはiCloudに保存されている写真のことなので、気にせず消してください。これで写真が1枚消えました。
一気に消したい場合は、画面右上の「選択」を押し、画面右下の(…)を押します。するとメニューが表示されるので「すべて削除」を押しましょう。
続いて「すべてのデバイスから削除」を押せば、ゴミ箱に保存されていた不要な写真がiPhoneから完全に削除されたことになります。
「最近削除した項目」のデータを消去する手順



