会社に遅刻をしそうなときの理由の伝え方

会社に遅刻しそうなときの理由の伝え方を、ケース別に紹介します。長々と言い訳するのはよくありませんが、「体調不良のため遅刻します」「寝坊してしまいました」のように、詳細を一切伝えないのもよくありません。

体調不良

体調不良の場合、「どのように体調が悪いのか」「診察を受けてから出社するのか、出社してから診察を受けにいくのか」を伝えましょう。他メンバーにうつるリスクもあるため、上司に出社していいかどうかの判断を仰ぐのも大切です。

具体的には、次のような伝え方ができます。


体調不良


  • 熱はまだ出ていないのですが、起床時から頭と喉の痛みがあります。念のため、診察と検査を受けてから出社したいのですが、よろしいでしょうか?
  • 出社時刻に間に合うよう病院に行ったのですが、予想以上に混雑しており、出社時間に間に合わなさそうです。
  • 昨夜から吐き気と下痢が酷く、自宅を出るまでに時間がかかりそうです。


トラブルの発生

交通機関の遅れや事故・事件に巻き込まれた、家族の体調不良、車や自転車のパンクなど、出勤直前にトラブルが起きることもあります。これらが原因の遅刻は仕方ないかもしれませんが、気をつけていれば防げるものもあります。

次のように、原因の報告と併せて再発防止策も伝えるといいでしょう。


トラブルの発生


  • 出勤しようとしたら自転車のタイヤがパンクしており、いつもの電車に間に合いませんでした。今後は定期的な整備と電車の時間を少し早めることで、再発を防ぎます。
  • 今朝から突然子どもの体調が悪くなり、病院に付き添ってから出勤します。申し訳ございません。子どもにもこまめに手洗いうがいをさせること、いざというときに頼れるよう実家とスケジュールを共有することで、再発を防ぎます。
  • 電車の遅れで遅刻してしまいそうです。次回から、遅延があっても間に合うよう、電車の時間を少し早めようと思います。


寝坊

体調不良やトラブルと異なり、寝坊は完全に自己責任です。だからこそ、どのように再発を防ぐのか伝えることが大切です。


寝坊


  • お恥ずかしい話ですが、昨夜の飲みすぎが原因で寝坊してしまいました。平日の晩酌は1~2杯にとどめる、仕事の前日はお酒を飲まないなど、今後はお酒との付き合い方を見直します。
  • 最近徹夜続きで、アラームは鳴っていたのですが起きられませんでした。生活リズムを見直し、今後は仕事が詰まっているときも、夜ではなく朝早めに起きて対応いたします。
  • アラームのかけ忘れで寝坊してしまいました。今後は就寝前だけでなく、夕食前にもアラームをセットしたことを確認します。スマートフォンに毎日同じ時間に自動でアラームを設定できる機能があるので、こちらも活用しようと思います。